タジキスタン北部(1000年紀中頃)

ロケットのカメオ 玉髄
金. 1.4×2.2 鋳物,刻印,彫刻,石刻.石には正面の微笑む女性の頭部.眉は鼻梁に収束するように描かれる.大きく見開かれた目の瞳は深い点で描かれる.左右に輪郭が描かれた鼻は,広くいくらか擦り減っている.頬はぽっちゃりとしており,首には二つの折り目(衣服の縁?)がある.吊るすための耳がついたロケットは,左右対称の楕円形で,人工的な種子の外観に枠どられている.突出した前面で,ロケットの表面は植物装飾(葉,枝,花)の形が刻印された薄い金の箔である.しかし,それは表面を不完全に覆い,真ん中部分で箔は不規則な縁の開口部となっている.それを通してカメオ(この場合はカメオに描かれた女性の顔の上部と側面部は箔が覆いとなって隠されている)が見える.ロケット裏面(平らな)側の楕円の枠組みには,右手に杯を持ち(左手は腿に置き),数本の小枝が出た高い水差しに相対する男性の姿が「刻まれ」ている.男性の頭には平らな被り物(あるいは柔らかいヘルメット),腕にはコートが羽織られているが,上半身は前から露わになっている.下半身(ベルトから膝まで)は衣服で隠されている. 4世紀から5世紀 Shirin城砦 I,1976年
КП 942/766. Лит.: Негматов 1977, с. 42 - 43.

thumbnail size : 300x300 (6,339 bytes)
ロケットのカメオ 玉髄

thumbnail size : 300x300 (6,819 bytes)
小箱の装飾
象牙. 28×2.4×0.4 矩形板の断片の表面.頭の周りに円光の輪郭のある,飛行する二人のNikの姿が浅い彫りで描かれる.彼らはベルの形をした三つ懸け具の付いた王の首飾りを運んでいる.
5世紀から6世紀
КП 412/357. Лит.: Салтовская 1968, с. 109.

thumbnail size : 300x198 (3,776 bytes)